こんにちは。
田んぼのわきに咲く彼岸花。
秋らしくなってきました。
先日、うちで新築物件を建てることになったお客様にその理由を聞いてみると
「他の工務店やハウスメーカーと比べ、第一に私の希望をできる限り叶えてくれようとしていること、
そして、住宅ローンに不安を持っていた私たちに、ファイナンシャル・プランナーの山内さんを紹介されたことが、
岡見技建を選ぶ決め手となりました。」
また、ファイナンシャルプランナーというなんとなく堅苦しそうな職業という私自身の印象を
一度で吹き飛ばしてくれた山内さんにもっとお話を伺ってみたいと思っていました。
山内さんは住まいのFP相談室山口店に在職されている、
日本FP協会認定のファイナンシャルプランナーです。
おもにセミナー開催後、興味のある方に個別でライフプラン相談をうけもっているのだそうです。
2年前にうちの会社でもセミナーをして、それ以来の付き合いです。
ちなみにこの近辺で、ファイナンシャルプランナーと提携している工務店はうちぐらいなのだそう。
さて、山内さんは、元々ハウスメーカーの営業マンをしておられたとか。
その頃、家の引き渡し段階でお客様に鍵を渡す際にほとんどの方が、
「これから長い間ローンを払うのが不安」 とか
「これから何かを我慢しなければならない」 とか、ほんとうは喜び満載のはずの笑顔の裏に
何となく不安そうな気持が見え隠れしていることに、ハウスメーカーの営業マンとして、
仕事のやり方が本当にお客様のためになっているのかというような、何となく心に引っかかるものがあったそうです。
本来住宅を持つということは、家族が心身ともに快適に過ごすためなのに
想定した以上のローンを抱えてしまったり、趣味などやりたいことを我慢をしなければならなくなるというのは、
おかしいのではないかと。
そしてなにより営業マン時代は「家を建てる」ことが目的で「住宅ローンの完済」までは考えた
提案をしていなかったということ。
つまりお客様がハウスメーカーを含め建築会社の営業成績のために
都合の良い家を建てさせられているのではないかと。
そこでその経験を逆に生かそうと思い、現在に至るのだそうです。
特に住宅ローン相談を専門とする住宅に特化したファイナンシャルプランナーとして、山内さんの理念は
「見えないもの」を「見える化=ライフプランニング」することによって、本当の安心を提供することだそうです。
ライフプラニングによりお客様の家計を細かく分析し、その家族に最も適したライフプランや
住宅ローンの提案をしてくださいます。
例えば一般的に家計の中で見直しが必要なのは光熱費と携帯料金なんだそうです。
後は、ご主人のお小遣い(笑)
「僕は正直ですよ。もし予算オーバーだったり、とても家を建てる家計状態ではなかったら
それをはっきり伝えますだからファイナンシャルプランナーに資金計画をしてもらうことは工務店には
デメリットなところもありますから、もちろんきちんとそれを納得していただいた上でアドバイスをしています。」
この言葉を聞いて、すごいなーと思いました。
また、話を聞いていて感心したのが、山内さんの膨大な知識です。
お金に関することだけではなく、住宅の性能や構造についても知識が豊富です。
そして説明を受けていると、それが、すっと頭に入っていくのです。
お客様に的確なアドバイスをするために、勉強されていて、
それを誇りにしているからこそなんだと思います。
かといって、決して押し付け的でないところもすごいです。
「僕は提案はしますが、それを受け入れるかどうかはお客様にお任せしています。」
と、さらりとおっしゃっていました。
そんな山内さん、これからの住宅業界についてこう話しておられました。
「これから競争がはげしくなることにより、信頼され、選ばれるためにはどうしたらよいかを追求し、
ただ家を建てるだけではなく、お客様目線を理解する工務店が生き残っていくでしょうね。
岡見技建さんは僕の理念といっしょだからお付き合いも続いているんです。」