創業大正十五年の、浜田市老舗の和菓子屋の新店舗を設計・施工しました。
施主様は昔ながらの製法にこだわっているので、薪による焚き釜を作ってほしいとのこと。最近ではこういった左官作業も見られなくなったことから、既存の釜の細部を測りながら、新しい釜を再現する作業でした。
店舗は、自慢の羊羹の色(赤)を基調にクロスや照明で和モダンな雰囲気を演出。重厚な雰囲気の中にも、天井を高くし梁を見せることで、抜け感のある空間になりました。
また、使わなくなった菓子型をパネルにして飾ることで、店のアクセントに取り入れました。
造作のレジ台は、杉板を斜めに透かし張りしています。継ぎ目をピタリと合わせているのも弊社の大工の腕の良さを表しています。