工務店女子の日常19 ソーラーパネルと石膏ボード

こんにちは。

 

K様邸の様子です。

外壁が白いシートで覆われました。

これは、結露を防ぎ建物の寿命を延ばす透湿防水シートです。

外部からの水分を抑える防水性と、内部からの湿気を通す透湿性を兼ね備えた素材で、

住まいを結露から守るのです。

この上から外壁パネルを張るのだそうです。

その様子はまた後日。

ポーチのRにもきれいに張られています。

 

あれ?よく見ると屋根の瓦の上に枠が組まれていますね。

これは太陽光パネルを設置するためのもの。

皆さんは住宅を新築する際に、2013年(平成25年)に改正された省エネ基準に適合させることが

2020年に義務化されること、ご存知でした?

この省エネ基準では住宅の外壁や窓などの「断熱性能」に加え、

設備の性能や省エネをを総合的に評価する「一次エネルギー消費量」基準が加わり、

建物全体でエネルギー消費量を減らす基準が導入されました。

給湯器や冷暖房機器、換気や照明設備などの省エネ性も考慮し、

太陽光発電などにより創り出すエネルギーも含んだ基準となるのです。

ということで、いち早く取り入れています!

 

一方、内部は天井に下地が張られています。

この上から石膏ボードが張られます。

大工さんもずっと上向いての作業で大変ですね。

石膏ボードは天井に9.5mm、壁は12.5mmを使います。

壁はぶつかったりする場合があるので厚みがある方を。

この吉野石膏のボード、商品名を「タイガーボード」と呼ぶのは

「耐火(たいか)ボード」から来たのだそう(諸説あり)。

だじゃれにしても、かっこいい名前です。

こんな風に張られていきます。