こんにちは。
大工さんの仕事のひとつ、建具が入る場所に枠を取り付けること。
最近は建具ともに既成品が多く出回っていますが、リフォーム現場、S様邸では地元の建具屋さんで作成してもらうため、枠は弊社が作っています。
枠なんて、木材を建具の周りの長さに合わせて切って、取り付けるだけ、なーんて思ってしまうのが素人なのですが、作業の様子を見てびっくり!
まず木材自体も、曲がりや節(ふし)がないものを選びます。
そして木材の見た目の良い方が表面にくるようにして、加工するのだそうです。
今回指定されていた杉の木材は、厚みが足らなかったため、二本の木材を一つに合わせました。
正面から見たものがこちら(長さはカットした後のもの)
その断面がこちら
年輪のように合わせてあります。当たり前のようですが、こういうところも大工さんの気遣い。
でも、なぜコの字型になっているかというと、
このように、壁に取り付ける際、枠の正面からビスを打ちます。
でもビス出たままって、かっこわるいですよね。
なので、
へこんだ部分の上にあわせたサイズの木材を重ねると
ビスも隠れて見た目もよし!
これに接着剤を塗って、
はめこむと
完成。
クロースアップ
地味で見過ごされそうなところもきちんと丁寧に。