工務店女子の日常④ 土台取り付け

こんにちは。

 

前回のコンクリート基礎も固まりました。

次の工程、土台敷き(土台のとりつけ作業)に入ります。

土台の素材は桧(ひのき)。杉より固く、腐りにくい。

木材はプレカット(すでに加工)されて現場に運ばれてきます。

 

ボルトで固定して、

木づちで叩いていきます。

 

あれ?

土台の木を見ると何か書いてある。

い六?

又る十?

 

これは図面通りに家を組み立てていくため必要な番付(ばんづけ)というもの。

では実際に土台の図面を見てみましょう。

x軸は、いろはにほへとちりぬるをわ

y軸は、123456789・・・・

となってます。

 

x軸「い」とy軸「六」の交点を「い六」と表しています。

グリッドの間隔は910。

グリッドの中間を現すのが、又。

だから「又る」は、「る」と「を」の間の部分です。

 

 

 

さて、現場では、あっという間にグリッドができています。

でも、この部分は土台がないけど・・・

と思っていると、大工さんが木を加工し始めた。

できあがった部分は少し下がっている。なんで?

実はここ、和室になります。

畳が入るため、畳の厚みの分、床下を下げているのです。

なるほど!

 

 

この日は本当に暑くて、いつも陽気なうちの大工さんたちも口数が少なめに・・・。

直射日光が半端ないので、熱中症が心配されます。

少し離れた木陰に置かれたクーラーボックス。

施主様のお気遣い、嬉しいですね。

ありがとうございます。